第155回ボーヌ祭りのオークション : 「忘れられない思い出になります!」

これは、祭りに参加したフェニックス・ワイン・クラブ会員の一致した感想です。「オスピス・ド・ボーヌ」とよばれるワイン祭りは、毎年11月の3週目の週末に行われますが、フェニックス・ワイン・クラブがこのお祭りのために企画したプログラムは、特に魅力的なものでした。オテル・デュー(オスピス・ド・ボーヌ施療院)のワイン・セラーで、2015年のヴィンテージ・ワインをオーク樽から直接味わい、ブルゴーニュ・ワインの首都であるボーヌでの昼食のあとは、グラン・クリュ街道(ブルゴーニュのシャンゼリゼと呼ばれています)のバスでの遊覧 - お祭りのにぎわいに浸った一日でした。

サン・ジェルマンのシャトーにあるクラブの本部に戻り、シャトーのプライベート・セラーのくつろいだ雰囲気で、夕食前の試飲会がありました。2016年に日本に初登場するクラブのワインが、発売に先駆けて参加者に披露されました。もちろん、クラブの事務局長、アントワン・ロメロの解説つきです。夕食は、ハリス夫妻がホストとなってテーブルを囲み、ブルゴーニュの地元料理の饗宴です。シュークリームのような形のグジェール、最中のような皮に入ったエスカルゴなど、シャトーのシェフが腕をふるいました。3日間に凝縮された、歴史と文化とワインで楽しむグルメ料理こそ、「オスピス」に象徴されるブルゴーニュの伝統なのです。